過去の名作ドラマ「愛という名のもとに」を観た感想

カチンコを持っている ドラマ

1992年のドラマ「愛という名のもとに」(フジテレビ系列)を久々に観てみました。

ちなみに私はドラマをリアルタイムで観るということはまずありません。
外すと時間の無駄だったと思ってしまうので、放送が終わってから評価が高かったものをまとめてみます。

このドラマも周りが面白いと言っていたのを聞いて後からレンタルビデオで借りてまとめて観ました。

毎週観てるといい所で終わってから一週間も待たなくてはいけませんが、まとめて観ると自分の気が済む所まで一気に観れるのでよいです。

このドラマは凄く面白かったという記憶はあるものの、放送から26年経って(再放送で1、2回は観てるかもしれませんが)、衝撃的なシーンや印象に残るセリフだけは覚えていましたが、ほとんど内容は忘れていました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

野島伸司ドラマの原点!?

「愛という名のもとに」は野島伸司さんの脚本によるものです。
前年には「101回目のプロポーズ」を大ヒットさせていますが、この作品から路線が変わり、翌年の「高校教師」へと続く、いわゆる野島スタイルの原点ともいえる作品になっています。

当時は誰の脚本かなどの意識は全くありませんでしたが、野島さんは映画「セントエルモスファイアー」にインスパイアされてこの作品を作ったそうです。

セントエルモスファイアーは私も観ましたが、それなりに面白かったという程度の記憶しかありません。まあ、男女のグループが色々問題にぶつかる青春物という点では確かに共通しています。

「愛という名のもとに」の内容

このドラマは大学のボート部に所属していた男女7人の仲良しグループが、卒業して社会人となり直面する様々な問題を描いたものです。

内容をキーワードで書くと、恋愛、結婚、不倫、妊娠・出産、男女の友情、就職、上司と部下との関係、教師と生徒の関係、レイプ未遂、自殺、汚職、賄賂、やりがい、生きがいといったテーマが盛り込まれています。

登場人物と演者

主人公の貴子を筆頭に、男女7人グループが主要メンバーです。

それぞれ個性の違う7人が友情を育んだり恋愛関係になったり喧嘩していく様子を見るうちに、視聴者はグループの誰かに自分を投影し、共感したり応援したりあるいは嫌悪感を感じたりもしながら、ドラマの世界に引き込まれていくでしょう。

藤木貴子(鈴木保奈美)

ボート部のマネージャーだった貴子はグループの中心的メンバーで卒業後は私立高校の教師になっています。

性格はしっかり者で気が強くファザコンの傾向があります。
リーダー気質で強い女性に思われていますが実はさびしがり屋で、グループの中の3人の男性から想いを寄せられます。

健吾と時男の間で心が揺れるものの健吾にプロポーズされ婚約します。

しかし健吾の家の問題で破局し、時男と付き合いますが、結局は二人と別れ、一人親の母も再婚し家を出たため最後は一人ぼっちになってしまいます。

鈴木保奈美さんについて

鈴木保奈美さんは1990年の「東京ラヴストーリー」で大ブレイクし当時のトレンディドラマの顔とも言える存在になっていました。

F1好きなら誰もが知っていた解説者の川井一仁さんと結婚し、世間を驚かせました。(…と思うが、とにかく私は驚いた)

しかしその後離婚し、とんねるずの石橋貴明さんと再婚しています。

高月健吾(唐沢寿明)

健吾は男性陣のリーダー的存在で、真面目で熱血漢、強い信念を持っています。
竜雷太演じる政治家の父を尊敬し自身も政治家を目指し、父の秘書となります。

大学時代から貴子に想いを寄せ、結婚を前提に付き合いますが、政治家になりたいのなら貴子とは結婚させられないという父の言葉から二人は別れることになってしまいます。

この作品で私が一番感情を動かされる登場人物はこの健吾です。
ここでは心理分析はしませんが、彼の言動や行動を見るにつけ応援したくなってしまいます。

「俺は強くなんかない、汚れた世界に迎合したんだ」と泣きながら吐いたセリフは印象的で、ずっと私の記憶に残っていました。

実の父の汚職を見逃せず、告発するという苦渋の決断をし、一旦政治の世界から身を引くことになってしまいます。

唐沢寿明さんについて

唐沢寿明さんはこの作品が出世作だったようです。

私には健吾のイメージが非常に強かったのですが、バラエティ番組などで見る唐沢さんは健吾よりも全然茶目っけがありますね。

私生活では女優の山口智子さんと結婚しています。

神野時男(江口洋介)

時男はいい加減で型通りのことを嫌います。
自分にも他人にも甘く、健吾とは正反対の性格とも言えます。

グループの中では健吾や貴子と共に大きな存在感を放ち、仲間想いの性格でいつもグループの中心にいます。

貴子のことが好きでしたが、卒業前に、負けたほうが貴子の前から姿を消すという約束で健吾とプールで潜りの勝負を行い、負けてしまいます。

その後アメリカに渡り、消息不明でしたが、突然戻ってきて仲間の前に現れます。

帰国後も定職には就かず、怪しい仕事を始めたり、就職してもすぐに退職するということを繰り返します。

健吾と貴子が別れたということもあり、貴子と半同棲生活を始めますが、健吾が政治家を辞めフリーになったことを機に突然姿を消し、アルゼンチンでダイヤモンドを掘っているという手紙が仲間のもとに届きます。

この手紙には南米人と一緒にうっすら髭を生やしている時男の写真が同封されており、思わず笑ってしまいます。

彼は見ていて一番面白いキャラクターだと思います。
江口洋介さんの存在感は凄いものがありました。

江口洋介さんについて

江口さんは鈴木保奈美さんと同様に当時のトレンディドラマの顔であり、「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」にも出演しており、本ドラマの翌年には「ひとつ屋根の下」で主演を務めています。

奥さんは歌手の森高千里さんで、美男美女カップルとして当時は大きな話題になりました。

塚原純(石橋保)

純は公務員として区役所に勤務する真面目な男です。
自分の人生がこれでよかったのか疑問を持ち、小説を書くことにに希望を見出そうとしますがうまくいきません。

則子と交際し、妊娠させますが、本当に好きで付き合ったという感じではありませんでした。

尚美に憧れがあったようで、則子と付き合っているのに、尚美の家に行きキスまでしてしまいます。

自分に自信が持てず、小説も諦めていましたが、福祉のボランティアにやりがいを感じ、則子に正面から向かい合えるようになりました。

斎藤尚美(中島宏海)

ルックスがよく学生時代からモデルとしての活動を行っており、仲間からは「姫」と呼ばれたりもしています。

森本レオ演じる産婦人科医と不倫し、その関係に悲観し自殺を図りますが、帰国した時男に助けられます。

則子や貴子に嫉妬して当たったり、純を誘惑するようなことをするなど精神的に不安定な面がみられます。

普通のドラマなら不倫に終止符を打って本当の恋を見つける展開になりそうなものですが、彼女は一度は別れた不倫相手ととことん付き合う決心をしヨリを戻してしまいます。

FODプレミアムロゴ

倉田篤(中野英雄)

篤は仲間からチョロというあだ名で呼ばれていますが、本当はそう呼ばれるのは不本意でした。それを知った貴子は終盤からは健吾に習って篤と呼ぶようになります。

自分を「みそっかす」というなど、自分に自信が持てず、社会に出ることに対しても内心では恐怖心を抱いていました。

卒業後は証券会社の営業マンとして頑張りますが、成績が上がらず上司に叱られてばかりいます。

学生時代から貴子に憧れをもち好意を持っていましたが、それを告げたのは死の直前のことでした。

ルビー・モレノ演じるフィリピンパブのホステスに騙されて200万円貢ぎますが、それは会社の金を横領したものでした。

これがバレて最後は自殺してしまうのですが、この場面があまりにも衝撃的で忘れられません。

ある意味最も記憶に残るキャラクターとも言えます。

中野英雄さんについて

中野さんといえば強面でヤクザの役などが多いのですが、このドラマでは全く違う印象だったのが面白いです。

ドラマが終わって何年か経った後何かの番組で、色んな作品に出ているのに未だに「チョロ」と声をかけられる、と苦笑いしていましたが、私は今でも中野さんを見ると、「あ、チョロだ」と思ってしまいます。

そのくらいインパクトのある役でした。

飯森則子(洞口依子)

則子は自己評価が低く、男性の都合のいい女になってしまいがちです。

好きだった純とも最初の関係は一夜限りのものでした。
しかし、ずるずると付き合い妊娠していることが発覚します。

二人は結婚に向かいますが、則子は純の気持ちが離れていくことを感じ、一人で出産して生きて行くことを決意し、子供を生きがいとすることに人生の活路を見出します。

こうして強くなっていくことで、純も生きがいを見出し、このカップルはハッピーエンドを迎えたといってよいでしょう。

篤が最後に会いに来た相手は入院中の則子でした。

このとき、私達は将棋でいえば「歩」のような存在だったね、という会話がとても印象的で記憶に残っていました。

貴子が「王将」で健吾と時男が「飛車角」、純と尚美が「金と銀」、という則子の格付けはこの人間関係をとてもよく表していたと思います。

ドラマで語られる詩について

グループが集まって詩のようなものを暗誦するシーンが何度か見られますが、あれが何なのか今回見直すまで分かりませんでした。

今になって調べてみるとボブ・ディランの「風に吹かれて」の詩だったんですね。

どれだけ歩けば人として認めてもらえるのだろう?
いくつの海を越えたら白い鳩は砂地で安らげるのか?
友よ、 その答えは風に吹かれている。
答えは風に吹かれている

浜田省吾の歌う主題歌「悲しみは雪のように」

私は浜田省吾さんの曲はこれしか知りませんが、この曲は本当にこのドラマにピッタリ合っていると思います。

ドラマの終盤でこの曲が流れると思わず目頭が熱くなります。

そしてやはりこの曲を聴くとドラマを思い出してしまいます。

「愛という名のもとに」を無料で観る

このドラマはFODのキャンペーンで無料で観ることができます。
FODプレミアムロゴ

動画配信サービスを比較!おすすめ無料お試しは?
家や外出先で手軽に映画やドラマを観ることができる動画配信サービス(VOD:ビデオ・オン・デマンド)をご紹介します。 各サービスには無料お試し期間が設けてあるので、まずは無料で体験することができます。 お試し期間内に解約すれば、料...
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
ドラマ
アイデンをフォローする
アイデンブログ