ビョークのダンサーインザダークを観た感想 イライラしていた自分

夕日をバックに踊るようにジャンプする女性 映画

久しぶりに映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を観てみました。

私はこの映画を以前観た時は、主人公に対するイライラを感じ、ラストの衝撃よりも主人公に対する不快感という形の後味の悪さを心の中に残したまま、それっきり映画の内容については忘れていました。

あのイライラは何だったのか、そしてもう一度あの映画を観てみたいという欲求に駆られ、この度久々の観賞となった次第です。

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映画の概要

この作品はミュージカル仕立てになっており随所に歌と踊りが挿入されます。
音楽はミュージシャンであるビョークが担当していて彼女の美しい歌声が堪能できます。

物語の部分でのカメラワークはまるでドキュメンタリー番組のように大半は手持ちカメラによる撮影になっています。

140分 2000年

監督/脚本
ラース・フォン・トリアー

出演者
ビョーク
デヴィッド・モース
ピーター・ストーメア
カトリーヌ・ドヌーヴ

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のあらすじ

チェコ(当時のチェコスロバキア)からの移民であるセルマは息子のジーンと暮らすシングルマザーで、工場で働いています。

ダンスや音楽を愛し趣味で演劇をやっています。

彼女は遺伝性の目の疾患を抱え、それは息子のジーンにも遺伝しています。
そのため働いたお金はすべて息子の手術代にあてるため、生活は極力節制していました。

それでも同じ工場で働く良き友人であるキャシーやセルマに好意を寄せ色々助けてくれるジェフなど良い人に囲まれています。

セルマの暮らす家の大家さんであるビル夫妻も、セルマ親子のことを気にかけてくれ、家賃も上げずにいてくれる良い人達でした。

しかし警察官であるビルは自分の経済的問題からセルマの貯金を盗み、それを知ったセルマともみあいの末、銃の暴発により死に至ります。

無実の罪で逮捕されてしまったセルマでしたがジーンを守るため、裁判で本当のことを言えず、死刑判決が下ってしまいます。

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を観た感想

今回改めて観て最初に思ったのは、カメラワークが独特だったということです。

物語部分はドキュメンタリー番組のように進行し、ミュージカル部分はプロモーションビデオのようです。

手持ちカメラによるカメラワークを受け付けない人もいるようですが、ミュージカル部分とのメリハリにもなっており、その対比が高い作品性を生みだしているとも言えます。

「レ・ミゼラブル」のようにセリフまで全編歌で行うのは私にはちょとキツイと感じていたので、ミュージカルの度合いもこれくらいがちょうど良いと思います。

また劇中で演じられる「サウンド・オブ・ミュージック」も私は好きなので、その音楽が聴ける所も気に入っています。

あのアブルッチがいい人をやっていた

セルマに片思いしているお人好しのジェフは、「ファーゴ」では無口な凶悪犯、「プリズン・ブレイク」ではマフィアのアブルッチを演じたピーター・ストーメアだったのでイメージの違う役柄にちょっと笑ってしまいます。

問題のイライラについて

さて問題の私が昔感じた主人公に対する「イライラ」は、やはり今回も変わっていませんでした。

このイライラの正体は、なぜ裁判で真実を言わないのかというもどかしさです。
この感情は「ミスティック・リバー」でデイブが殺されるときに私が抱いた感情と全く同じものです。
ミスティック・リバーの解説と感想 映画で分かる自分の性格!

私がイライラを感じてしまう自分の心理分析については「ミスティック・リバー」のところでも書いたのでここでは書きませんが、昔観た時は、真実を言わない上に、セルマがあまりに感情的になり過ぎることにも腹が立っていたことを思い出しました。

今観ると感情的になることについては腹が立ちません。母親の立場なら当然だと思えるようになったからでしょう。

レビューを見て思うこと

この作品は賛否両論真っ二つに分かれる映画と言ってよいでしょう。

賛美する人は、芸術的な構成、母が子を思う気持ちへの感動、ビョークが素晴らしい、など様々あります。

また、松本人志さんやマツコ・デラックスさんといった個性の強い芸能人がこの映画を高評価していることからも作品性の高さがうかがえます。

とにかくインパクトの強い映画であることは間違いなく、私がもう一度観たくなった理由も、イライラしてもいいからもう一度あの衝撃を味わってみたいというものでした。

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を観て鬱になるという意見

この映画のレビューを見ると、後味が悪い、鬱になるといった意見が目立ちます。

それは、健気に働き性格もいい主人公が、無実の罪で死刑囚となるも最後には助かるのではないかという観客の期待を見事に裏切って、絞首刑が執行されるという最悪のエンディングを迎えることに他なりません。

何のためにこんなストーリーにする必要があるのかという怒りのレビューの気持ちはよく分かります。

これは見る人の年齢にもよりますが、若い頃は人生に希望を持っていると思いますが、段々人生経験を積むと世の中には理不尽なことが沢山あることに気づきます。

なので、この映画を観て鬱になるということは、まだ若いということかもしれないので、いいことなのかもしれません。

私などは、まあこういう人生に比べたら自分はまだマシだかもしれないなどと思い、鬱になることはありません。性格が悪いと言ってしまえばそれまでですが…。

まとめ

改めて観て、映画自体の質の高さが分かりました。
以前よりも自分の感情を客観的に見れるようになった分、作品を楽しめるようになったとも言えるでしょう。

良い映画というのは何度もやはり何度も観たくなるものですね。

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