ダウンタウンと漫才の歴史 霜降り明星と比べると!?

漫才をする人形 お笑い・お笑い芸人

私は昔からお笑いが好きでよくテレビでバラエティ番組を見ます。

初めて書いたブログもお笑い芸人専門のブログでした。

このサイトでも度々バラエティや芸人について取り上げていますが、もう少しじっくりお笑いについて書いてみたくなったので、まずはダウンタウンを取り上げようと思います。

以下、敬称は省略させていただきます。

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ダウンタウンって面白いの?

ダウンタウンは今でも第一線で活躍するお笑い芸人ですが、もう漫才を披露することはなくなっています。

MCや審査員、ご意見番というイメージが強いのではないでしょうか?

ダウンタウンが漫才をやっていたのは20年以上も前のことです。

ダウンタウン

浜田雅功(はまだ まさとし )
ツッコミ
1963年5月11日生まれ

松本人志(まつもと ひとし)
1963年9月8日生まれ
ボケ

漫才ブームの漫才師

ダウンタウン以前の漫才というと1980年代の漫才ブームがあり、ツービート、紳助・竜介、B&Bなどが人気を誇っていました。

漫才ブームで人気があった上記の3組には共通した特徴があります。

ボケがネタを考え、コンビの主導権はほとんどボケにあり、ツッコミは言われた通りのことしかせず、悪く言うとポンコツ芸人と呼ばれてしまうような人達でした。

ボケの3人である、ビートたけし、島田紳助、島田洋七は機関銃のように喋り、ツッコミは「なんでやねん」とか「よしなさい」とか言うばかりで、「たとえツッコミ」のようなことは一切言いませんでした。

実際、この3組のツッコミである、ビートきよし、松本竜介、島田洋八の3人は「うなずきトリオ」というユニットで歌手デビューまでしました。

「うなずきトリオ」の由来は、漫才中もうなずいているばかりで、喋りはボケに任せっきりという感じだったからです。

テンポの早い漫才でボケがひたすら喋り、ツッコミはパターン化したセリフを繰り返すというのが漫才ブームの漫才師達の特徴でした。

紳助・竜介を解散に追い込んだダウンタウン

そんな中、頭角を現したダウンタウンは、バラエティ番組では漫才ブームのツッコミとは違って浜田が場を仕切り、ボケの松本はどちらかというと普段寡黙で要所で強烈なボケで笑いを取るという当時としては斬新なスタイルでした。

漫才ブームの漫才師は今でいうとウーマンラッシュアワーのようにボケが早口でテンポの早い漫才でした。

ちなみに私はウーマンラッシュアワーは、漫才ブームの漫才師の幻影のような存在だと思っています。

スタイルが似ていて、彼らに自分を投影した二人の巨人が正反対の評価をしているからです。

その二人とは島田紳助とビートたけしです。

ウーマンラッシュアワーが世に出るきっかけになったのは、島田紳助が「こいつら面白い」と言って番組で紹介したからだったと思います。

対してビートたけしは、「面白くない」と珍しく若手に対して厳しい発言をしています。

たけしと紳助がライバル関係にあったことも影響しているかもしれません。

どちらにしても自分達の若かりし頃の姿を投影したのだと思います。

「投影」についてはこちらを参照してください。

いじめの原因 なぜ起こるのか 投影と無意識を理解することの難しさ
もし人が「無意識」についてもっと深く理解できれば、いじめを減らすことに大きく役立つと思います。 いじめというのは、いじめる側がいじめられっ子に対して、何かムカツク、とか、イライラする、という理由からいじめを行うことが多いと思います。 ...

さて、その島田紳助は若くしてコンビを解散していますが、その会見で当時まだ無名だったダウンタウンの名を挙げて、もう自分達の時代は終わった、と語りました。

そして紳助の言う通りその後ダウンタウンは大ブレイクを果たします。

ダウンタウンの漫才とは?

ダウンタウンは若い頃、紳助・竜介に影響を受け、その漫才をコピーして練習していたと言います。

紳助・竜介の漫才はツッパリ漫才という独自のスタイルでしたが、実はそのフォーマットをB&Bからコピーしています。

研究熱心な紳助はどうしたら面白い漫才が作れるかと考えた挙句、B&Bの漫才の構成だけをコピーし、内容は全く異なる不良が繰り広げるお笑いというスタイルを作り上げました。

だから、ダウンタウンは間接的にB&Bのコピーもしていたと言えるでしょう。

ところが、ダウンタウンが披露した漫才は、その2組の影響を全く感じさせない独自のスタイルだったから驚きです。

ダウンタウンの漫才はテンポがスローで松本がボケてもすぐには笑いが起きず、観客は一瞬「え?どういうこと?」と考える為、一瞬静まり、ザワザワと段々笑いが大きくなっていくという独特のものでした。

漫才ブームの漫才がツッコミとともに弾けるような爆笑が起こるのとは対照的で、それだけにインパクトも大きかったと思います。

また、コンビの主導権はツッコミの浜田にあるように見えるのも漫才ブームの漫才師達とは違っていました。

ネタを書いているのは松本ですが、実際コンビの役割はしっかりと分担され、力関係も対等だったので、ツッコミのイメージアップに繋がったと思います。

霜降り明星と比較すると?

では、現在のM-1チャンピオンである霜降り明星と比べてみるとどうでしょう?

今、両者のことを知らずに漫才を見たら、面白いのは霜降り明星だと思います。

これはもう時代が違うのだから仕方ないですね。
霜降り明星が面白いのはダウンタウンなど先駆者の笑いをベースにしているからであって公平に比較できるものではありません。

ダウンタウンの昔の映像を見て、やっぱり彼らは天才、今の若手は足元にも及ばない、と言う人は、過去の記憶が強烈に焼き付いているからそう言っているという可能性が高いです。

あるいは、20代後半~30代前半くらい(特に男性)の人は、年下が活躍しているという嫉妬心から、霜降り明星は面白くない、ダウンダウンのほうが凄いと言うかもしれません。

これも心の作用の問題です。
いずれにせよ、時代や世代が違う人の比較というのは難しいものがあります。

ダウンタウンが漫才をしなくなった理由

島田紳助がコンビを解散したのは29歳のときです。
その後は主にMCとして一人で喋る道を選択しました。

同様にダウンタウンも20代で漫才をやめています。

その理由は、当時始まった「ガキの使いやあらへんで」で披露していた漫才のネタがつき、フリートークをするようになったからだと言われています。

ネタを作らなくても、漫才と同じかそれ以上喋れてしまうので、漫才をする必要性がなくなったということでしょう。

私がダウンタウンを好きになったのもこの番組を見てからです。

努力の人・浜田雅功の凄さや才能

松本人志のボケは天性のものだと言われていますが、浜田雅功のツッコミは研究と努力によりつちかわれたようです。

私は関東の人間なので、関西で放送されていた「4時ですよーだ」などは見ていませんが、東京進出した頃にはもう完成されたツッコミで、ダウンタウンというコンビはツッコミが凄い、という評判で話題になりました。

大物芸能人にも容赦なくツッコミ頭をはたいたりするので、時には敵も作りますが、浜田の切り込みから松本のボケにスポットを当てさせるというコンビネーションで東京進出は浜田主導で行われたという印象が強いです。

最近では「結果発表!」の声量が凄いということがネタにもなりましたが、それだけ仕切りの力、制圧力が凄いとも言えると思います。

ツッコミ型MCの第一人者であり、浜田なくしては松本のボケも成立しなかったと言えるでしょう。

松本人志は天才?凄さや才能

ダウンタウンの頭脳であり、形容される言葉は「天才」と言われることが多いようです。

笑いに関する頭の回転が早く、瞬時に笑えるコメントをする力は今も全く衰えていません。

漫才をやめてしまったのも、フリートークで行けるという自信があったからこそだと思いますが、とにかく「ガキ使」での初期の頃のフリートークは凄かったです。

ただエピソードトークを披露したり、最近あった出来事を面白おかしく喋るというわけではなく、会話しながらストーリーを作っていったり、そういうネタがあったかのように話が進んでいくなど、それまで見た事のない笑いがアドリブとして展開されていくという芸術性のようなものがありました。

やっぱり新しい概念を見せられるというのは、単に面白かったという以上の興奮や感動があるものです。

この頃の松本人志はトークに集中しているのが凄く伝わってくるので、見ているこちらも集中して引き込まれていきます。

集中していないとアドリブでのストーリー構成は無理だと思います。

そういうスタイルのトークはもうやらなくなったので、あの緊迫したトークを見ることはもう多分無いでしょうし、年齢的に難しいような気がします。

とにかく笑いに関しての貪欲さ、発想力、企画力、作り込んだ笑いとアドリブの両方でトップクラスを維持してきたという才能を考えれば、彼を形容する言葉が「天才」であることも納得できます。

まとめ

ダウンタウンは嫌いな芸人第一位とアンチが多いことも特徴です。

1位 ダウンタウン
2位 明石家さんま
3位 とんねるず
4位 ビートたけし
5位 ウーマンラッシュアワー

2018年週刊文春調べ

しかしこのランキングを見ると大御所ばかりで、逆にいうと影響力が強いということが伺えます。

そういう意味ではウーマンラッシュアワーが5位にいるのは凄いことかもしれません。

アンチについては下記を参照してください。

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お笑いのドン的な存在になった今、彼らの歯に衣着せぬ物言いや態度を嫌う人が多いのも理解できます。

しかし一つの笑いの時代を築いたのは確かであり、未だに彼らの番組が長寿番組として続いていることを考えるとまだまだテレビは彼らを必要としていることが分かります。

 

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