洋画ミストを観た感想 この映画の結末をどうとらえる?

霧に覆われた森のような場所 映画

スティーブン・キング原作のホラー映画「ミスト」を観てみました。

後味の悪いことで有名な映画でしたが、私はホラーということもありこの映画自体のレビューの評価もそんなに高くなかったので今まで観ていませんでした。

ホラーは最近観るようになってきましたが、以前は苦手で拒否反応がありました。
昔知り合いに勧められて観た「ポルターガイスト」があまり面白く感じられなかったことも原因かもしれません。

未だに「13日の金曜日」や「エルム街の悪夢」などは一回も観たことありませんし、「エクソシスト」や「サスペリア」なども観たのは大分後になってからです。

そんな私ですが、「シャイニング」を観てからホラーに対する見方が変わったのは確かです。
ただ「シャイニング」はスティーブン・キングの原作を壊したことでも有名でしたので、スティーブン・キングが凄いという風には思っていませんでした。

とにかく結論として「ミスト」は凄く面白かったです。

スポンサーリンク

「ミスト」の概要

125分 2008年

監督/脚本
フランク・ダラボン

出演者
トーマス・ジェーン
マーシャ・ゲイ・ハーデン
ローリー・ホールデン

「ミスト」のあらすじ(ネタバレ)

主人公のデヴィッド(トーマス・ジェーン)は妻と息子ビリーと共に湖畔で暮らしています。ある日、激しい嵐に見舞われ、電話も通じなくなり、ビリーを連れてスーパーへ買い出しに出かけます。

スーパーで買い物をしていると、サイレンが鳴り響き、濃い霧が立ち込めます。
地震のような揺れがあり、鼻血を出した男が霧の中に何かいると叫びスーパーに逃げ込んできました。

霧の中から得体の知れない生物の襲撃を受け、スーパーに立てこもることになった人々は、パニック状態になっていきます。

店内の人々はキリスト教を盲信するカーモディのグループと、それを危険とみなすデヴィッドのグループに分かれて行きます。

デヴィッド達は車で脱出しますが、ガソリンが尽き、霧の中の謎の生物から逃れられないと判断し、自殺を図ります。

4発の弾が入った銃でビリーを含む4人が死んだ後、デヴィッドは自分も死ぬために車の外に出ますが、直後に霧が晴れ、無情にも兵士と軍のトラックが生存者を乗せて通り過ぎていくのでした。

「ミスト」を観た感想

この映画の見所は、狭い空間に大勢の人が閉じ込められ、追い詰められていく過程での心理描写にあると思います。

デヴィッドの言うことを信じない作業員のジムや最初の犠牲者であるノーム、それから元々デヴィッドとの関係に問題があったノートンとのやり取りは見ていてじれったく感じます。

私が恐れた展開

聖書と十字架

極めつけはキリスト教信者の女性カーモディです。

最初は皆に相手にされていませんでしたが、神の言葉を代弁するかのように演説する彼女に、問題が深刻になるにつれて恐怖心を抱いた人々が次第に洗脳されていきます。

私は、後味の悪い映画ということは知っていたので、もしこの女が最後に笑うような結末だったら本当に胸糞悪い嫌な気分になるだろうと思っていました。

多くの人が「後味悪すぎ」というぐらいだからその可能性は大いにあると思い、最悪の展開も覚悟していました。

ミストのヒーロー「オリー」

この映画では主人公のデヴィッド以外にヒーロー的なキャラクターとして店員のオリーがいます。
見た目は冴えませんが、射撃の腕前は超一流という意外な才能を持っています。

彼が、94年の射撃チャンピオンだ、と言ったときは、思わず「のび太か!」と心の中でツッコミました。

オリーはデヴィッドを助け、謎の生物を見事に仕留めていきます。

そして私が最も恐れる展開だったカーモディが生き残るという結末を、このオリーが見事に打ち砕いてくれます。

とりあえず最悪の展開にはならず、ここで私は大きなカタルシスを味わうことができました。

しかし、悲しいかなオリーは最後まで生き残れず怪物の餌食になってしまいます。

ミストのラストについて

さて問題のラストの展開です。
私はこの結末はとても意味深いものだと思います。

スーパーから無事脱出できたデヴィッド親子を含む5人は、霧の中でガソリンが尽き、絶望してしまいます。

なぜ絶望してしまうのかといえば、当然霧の中に潜む怪物から逃げられないという考えがあるからです。

これを人生に例えると、霧は「未来」の象徴のように思えます。
霧の中には何があるのか、デヴィッド達は過去に怪物を見ていますから、当然そこには怪物がいると判断します。

しかし、本当にそうなのかは霧が晴れてみないと分かりません。

まだ決まっていない未来に悲観して自殺するというのはよくあることです。
この作品には過去のパターンだけで未来を判断してはいけない、という寓意が込められているのではないでしょうか。

最後まで希望を捨ててはいけない、とは私は思いません。

希望を持っているとそれが叶わなかったときに、そのプラス分がマイナスに振れることでダメージが大きくなってしまいます。

それよりも今この瞬間を生きることを大事にするべきだと私は思います。

最後の最後まで生きてみるということが大事だということですね。

自殺するなら、怪物の姿をしっかり確認し、逃げ道は無いと判断してからということになります。
自殺は悪いことだから怪物に食われたほうがいいということではありません。

ということで、やっぱりタイトルの霧(ミスト)がキーになるわけです。

「ウォーキング・デッド」の登場人物が

余談ですが、海外ドラマ「ウォーキング・デッド」の登場人物が多くいてちょっと変な感じでした。

アンドレア、キャロル、デールが出演しています。
ウォーキングデッドが始まる前に観た人は分からないと思うので、見直してみると面白いと思います。

ウォーキング・デッド人気キャラランキング!リック卒業でどうなる?

まとめ

このサイトで私が取り上げた映画は今の所「後味が悪い」と言われるものばかりです。

人生は不条理でうまく行かないもの、だからせめて映画では非現実的なハッピーエンドを体験したいという気持ちもよく分かります。

しかし私はこの不条理さに深みを感じてしまうので、このようなタイプの映画にはまってしまいます。

「ミスト」を無料で観るには

下記のキャンペーンを使うことで「ミスト」を無料で視聴することができます。

U-NEXT

動画配信サービスを比較!おすすめ無料お試しは?
家や外出先で手軽に映画やドラマを観ることができる動画配信サービス(VOD:ビデオ・オン・デマンド)をご紹介します。 各サービスには無料お試し期間が設けてあるので、まずは無料で体験することができます。 お試し期間内に解約すれば、料...
おすすめ映画を紹介!レンタルや動画配信サービスで観たい68選!
私が独断と偏見で選んだ動画配信サービスの見放題で観ることのできるオススメの映画をご紹介します。 ネタバレしないようコメントは短めにしてあります。 尚、私的趣味により洋画のほうが邦画より圧倒的に多くなっています。 以下、順不...